サッカーJ2のファジアーノ岡山は、第5節の甲府戦に敗れて以降「5試合連続の引き分け」と勝ち星から遠ざかる中、おととい(22日)ホーム・シティライトスタジアムで山口と対戦しました。
勝利へのきっかけがほしいファジアーノは、昨年のチーム得点王、チアゴ・アウベスを今季初めてスタメンに起用します。
すると前半11分に、ゴール前の混戦からチアゴ・アウベスの左足がさく裂します。下がりながらゴール左隅をとらえる技ありゴールで結果を出したチアゴ・アウベス。
これで先制したファジアーノでしたが、その6分後、自陣ゴール前で相手にプレッシャーをかけられず、最後はシュートが柳に当たって記録はオウンゴール。同点に追いつかれます。
その後、ファジアーノは21歳のフォワード・櫻川ソロモンのもとに決定的なチャンスが訪れますが、仕留めることができず、これで6試合連続の引き分けとなりました。
シーズンの4分の1を終え、ここからの上位浮上について木山監督は。
(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「現状を今打破できていないチームの中で、勢いを与える存在が必要なのかなと思うので、そこはやはり監督として若い選手たちに期待するところですし、厳しいことも言いながらでも『やれるぞ』というふうに伝えていきたい」
次の試合は4月29日、アウェーの秋田戦です。若手の奮起はもちろん、チアゴ・アウベスも復調の兆しを見せています。岡山のサポーターは勝利を心待ちにしています。