岡山県吉備中央町に1970年代に計画された街「吉備高原都市」に今、変化が起きています。移住者が増えはじめ、県外からの起業家も集まってきています。なぜ今、この街が人を引き寄せているのでしょうか。

浮遊する円盤 重さ10キロまで積載可能

(イノベーションヒルズ 鈴木 肇 CEO)
「ここに磁石が入っていて、下から赤外線センサーがついていて、位置を調整しながら浮かばせている円盤には、重さ10キロまでものを載せることができます。オランダの技術です。」

様々な可能性を秘めた”円盤”を吉備中央町から紹介


「例えばこんな感じで物を浮かばせたり、これに色々なシステムを組み込んだりとかお客さんの商品を浮かばせるソリューションを提供したり。」

鈴木肇さんは4年前、会社を神奈川県から吉備高原都市に移しました。プロのテニスプレーヤーだった鈴木さん。アメリカとヨーロッパを拠点に闘い世界中に人脈を築きました。

快適な走りを実現するために複数のセンサーを内蔵した、オランダ製の靴の中敷きです。海外の最新技術を日本に紹介してビジネスチャンスにつなげます。既成概念にとらわれず、自由なスタイルを貫いています。

「地方で自分のやりたいことを何でもやったらいいのでは」


(イノベーションヒルズ 鈴木 肇 CEO)
「みんなも自由に、自分たちのやりたいことをなんでもやっていったらいいんじゃないか。」

”人工都市”の計画は1970年代から始まった


岡山県の中央部、吉備中央町に造られた吉備高原都市。かつてこの一帯は時代に取り残された“真空地帯”とも呼ばれていました。県はここに人工都市を作ることで活性化を図ろうとしました。

(長野士郎 岡山県知事(当時))
「緑豊かな自然を残しながら新しい都市づくりができないか。」

人口3万人を目指したプロジェクトは、バブル崩壊後にストップ


計画人口は3万人、東京ドーム400個以上に相当する1900ヘクタールを開発する壮大なプロジェクトでしたが、県の財政難などからバブル崩壊後、計画はストップしていました。