きょう(3日)は節分です。岡山市北区の最上稲荷では、新型コロナウイルスの影響で中止されていた豆まき式が3年ぶりに開かれ、約1万5千人が訪れました。多くの参拝者が今年の良運と健康を祈りました

「福は~内。福は~内」
岡山市北区の最上稲荷で開かれた「節分豆まき式」です。新型コロナの影響で、おととし(2021年)から中止となっていましたが、感染対策を徹底した上で再開。3年ぶりに節分の風物詩が帰ってきました。

「(もぐら)岡山県出身です(かたまり)芥子山小学校出身です」

豆まき式には、2021年のキングオブコント王者で岡山市出身の水川かたまりさんと鈴木もぐらさんのコンビ「空気階段」や“神スイング”で話題になったタレントの稲村亜美さんらが訪れました。稲村さんはこの「神スローイング」も披露!

(稲村亜美さん)「(今日のスローイングは)自分的にも1億点くらいあげたいくらい。特に誰よりも遠くに投げれたと思うので。本当に皆さんが受け取って笑顔になってくれているので、私も幸せな気持ちをおすそ分けしてもらいました」

今年は、最上稲荷独自の対策として「福は内」というかけ声は、準備した音声や司会に限定しました。

約600人の福男・福女から約10万袋の「福豆」を受け取った来場者からは、「希望溢れる一年にしたい」との願い声も聞かれました。

(「福豆」を受け取った参拝者)「3年ぶりなので来てみようかなって思って。後ろの方にいたんですけど、ひとつ取れました。健康で元気に過ごせたらいいなって思います」
(タレント 稲村亜美さん)「自分自身健康でいたいなって思っているので、今年も健康でいい一年になりそうだなって思います。あげた方には健康で毎日、ハッピーでいて欲しいですね」

3年ぶりに多くの人が集まった節分の風物詩。「福豆」を受け取った多くの参拝者が今年の良運と健康を祈りました。

一方、岡山市北区の宗忠神社では今年も福豆入りの餅投げは見送り、「厄払い神事」を執り行いました。神事では黒住教の黒住宗道教主が無病息災とともに新型コロナ感染症の終息を祈願しました。

(黒住教・黒住宗道教主)「コロナよ、どうぞ退散されますようにという思いを込めて今年の節分祭もつとめさせていただきました。普段の日常に戻れるように願うばかりです」