海の消失後も続いた水環境 生命生息可能環境の持続を示唆

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一方、ステップデルタの形成年代は約21億年前から1億年前と、ロブ伸長型デルタよりも明確に若い年代であることが分かりました。

これは、海が消失した後も局所的な湖沼環境が存在していたことを示しています。また、約32億年前から約21億年前までの期間は2種類のデルタ地形のいずれも形成されておらず、この時期は火星表層の水活動が停滞していた可能性が示されました。

約21億年前以降に出現した局所的な湖沼環境は、火山活動や隕石衝突によって山岳氷河や地下氷(永久凍土)の融解が引き起こされ、その融解水がクレーター盆地内に流れ込んだことで、短期的な湖環境が発生したためと考えられています。

この発見は、約38億年前頃の太古火星に存在した生命生息可能環境(ハビタブル環境)が、約32億年前の海の消失以降も持続していた可能性を示しています。

太古火星における生命存在可能環境の持続性を考えるうえで、非常に重要な成果といえます。

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