旧香川県立体育館の解体工事への公金支出差し止めの住民訴訟についてです。今月3日に、現地調査のため工事の一時中断が発表されたことを受けて原告側が会見を行いました。

会見を行ったのは、建物の保存活用を求める民間団体です。

(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「司法が与えてくれた最後の1か月だと思いますので、そこをどういう風にみんなが社会全体で立ち返る時間に使っていただけたら」

旧香川県立体育館通称「船の体育館」の解体工事は、県が地震による倒壊の危険性があるなどとして今年4月から行っています。一方、建物の保存を求める再生委員会は、解体工事への公金支出を差し止める訴訟を起こし、建物の現状維持のための証拠保全を申し立てていました。

これを受け高松地裁は、耐震性能を鑑定するための証拠保全を要請。今月15日から来月14日まで県が工事を一時中断し、原告側が現地調査を実施することになったものです。

(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「建物を壊してしまうとわからなくなる今の地盤の状況、竣工当時の図面と今後検証していくための図面の整合を実測調査として行います」

県は裁判の進行に協力するため、工事の一時中断を決めたとしていて、早期に解体する従来の方針は変わっていません。

(池田豊人香川県知事)
「中断期間が終了した後は解体工事を再開することとしておりまして、やはり安全面のリスクをできるだけ早く解消していくことが必要である」
これに対して、再生委員会側は・・・

(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「法的効力が切れた瞬間に工事を再開すると。司法軽視に進行協議に出ている身としても強く感じますし」

再生委員会では来週、池田知事に書簡を送って直接の対話を求めていくとしています。










