歯がなさそうなのに、どうやって食べている?
──ナメクジは、どのように食べているのでしょうか?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ナメクジには歯がなく、歯舌というおろし金のような器官があります。そこには何万本もの小さな歯が並び、植物やキノコを少しずつ削り取って食べています。
超精密な紙やすりで、一口ずつ丁寧に削るので、大きな体でも食事は意外と上品です。
ナメクジは腹足綱に属する陸生の巻貝の仲間。陸生の巻貝といえばカタツムリ、ヤマナメクジも実はカタツムリの親戚です。殻がないカタツムリなんてキモチワルイだけ、と思うかもしれません。
ところが、殻をなくしたことで、岩の隙間や倒木の下など、狭い場所にも入り込めるようになりました。陸上で重い殻を引きずりながらあるくのは大変そうですよね。
この体で殻まで背負っていたら、もはや歩く要塞ですが、とはいえ、その重たい殻を捨てたからこそ、森の狭い隙間を自由に動き回れるようになったのでしょう」










