大きな体を維持するために、動物のふんや死骸も食べる!

──この大きな体を、樹液だけで維持しているのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「ヤマナメクジは樹液だけでは生きていけません。この大きな体を維持するため、落ち葉、キノコ、コケ、朽ち木、ときには動物のふんや死骸まで口にします。

いわゆる森のお掃除屋さんです。豊かな森では、様々な生物が息づいて、成長し、新たな命が誕生し続けています。

その息吹の裏で、誰かが片付けなければ落ち葉も倒木もふんも死骸も積み重なってしまいます。

ヤマナメクジは、それらを少しずつ食べて分解し、土へ還す仕事をしています。地味な色合いでのんびり巨体を引きずって歩くその姿は決して派手ではありません。

でも、こうした縁の下の力持ちがいるからこそ、森は何十年、何百年という時間をかけて姿を保ち、循環していけるのです」