子育てが変えた「防衛大臣の視点」

――ご家庭では、6歳のお子さんと2歳のお子さんを育てながら激務をこなしています。育児にはどのように関わっていますか。

(小泉 進次郎 氏)
「基本、息子の寝かしつけで本を読むのは僕ですね。時間があるときは料理も時々やって、朝の子どものおやつ担当も僕です。できる限りいろんなことをやりますよ」

ただ、と小泉氏は苦笑いを浮かべるように続けました。

(小泉 進次郎 氏)
「防衛大臣として、きょうは大変だったという感じで帰ると、妻に『子どもとずっと1日いるほうが大変だから』と言われる。もうその一言で『はい、そうですね』という感じです」

――結婚し、子育てに関わるようになって、政策に対する視点は変わりましたか。

(小泉 進次郎 氏)
「変わりましたね。育児と仕事の両立って簡単に言うけど、そんなに簡単なことじゃないんだよな、という現実と、いくら国が支援策を作っても、子育ての中での課題は家庭ごとにまったく違うということを実感しました」

自衛官や防衛省職員に向き合う際にも、その変化は表れているといいます。

(小泉 進次郎 氏)
「その職員や、自衛官の向こう側にいる子どもたちや家族のことに思いが行くんですよね」

「安全保障政策で新しい潜水艦や護衛艦、ミサイル、AIやサイバーといった最先端の装備を揃えればいい、とは思わなくて」

「一人一人の隊員や職員にとって何が変わるのか。もっとちゃんと休みが取れるのか、もっと頑張ろうと思えるのか、食事は改善されるのか。どんないい装備が来ても、モチベーションが上がらなければ意味がない。そこへの目線は、自分の子どもや家族を見ながら、相当影響を受けていると思います」