激戦地で撮影した写真

【画像を見る】「笑顔」で飛び立った特攻隊の同僚たちの写真

そんな激戦地で多田野さんが撮影した写真が今も、残っています。

(多田野弘さん)
「私はどうせ生きて帰ることはできないかもしれない。でも戦地でこんなに元気で働いていたということを家族に知らせてあげたいと思って」

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自宅からカメラを持参していた、多田野さん。共に戦った仲間たちの姿を撮影したフィルムは肌身離さず持ち運んだといいます。

(多田野弘さん)
「(フィルムを入れた)リプトン紅茶の四角い缶を袋に入れて腰にぶら下げて。船が沈んでも一緒に浮いていたらひょっとしたらリプトン紅茶の缶は残ります」

(多田野弘さん)
「そうや、これです。全部特攻で逝ってしまいました」

凛とした表情を浮かべる、青年。開戦から約3年後の1944年10月にフィリピンで始まった敵艦への体当たり攻撃=「特攻」で命を落とした仲間です。

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