磁気嵐とは

──太陽表面で爆発現象があると、どうなるのですか?

山陽学園大学 米田瑞生さん
「フレアに伴って、太陽のプラズマ(水素のガスが電離して、水素イオンと電子に分かれた状態のもの)が宇宙空間に放出されます。これをCME(コロナ質量放出)と呼びます」

「このCMEのプラズマが地球を直撃したとき、磁気嵐が起きます。磁気嵐が発生すると、地球の周囲には強力な電流が流れます」

「この電流により、オーロラが広い範囲で明るく観測される他、この電流が磁場を作り出します。磁気嵐の規模は、オーロラの他、地上で磁場を計測することでも把握することができます」

──今後は、どうなりそうですか?

山陽学園大学 米田瑞生さん
「磁気嵐が強い場合には、普段は見られない地域でオーロラが観測されたり、北極・南極周辺では非常に明るいオーロラが現れたりします。

今回は、太陽から放たれたプラズマが地球を直撃する可能性は低いように思います。地球から見て、太陽の西の端でフレアが発生しているためです。今年の1月19日に発生した太陽フレアでは、地球にプラズマが直撃しました。

過去には、磁気嵐によって大規模停電や人工衛星の機能停止といった被害が発生した例もあり、注意が必要です」