原点はラジオニュース

局アナウンサーからフリーアナウンサーへ。いくつもの人気番組の司会を務めてきた宮根さんですが、その原点は音だけで伝える「ラジオ」にあるといいます。

(宮根誠司さん)
僕なんかもテレビ番組でしゃべっていて、自分で「あれ、荒れてるなしゃべりが」と思うときがあるんですよ。

(春川正明さん)
自分で自分のしゃべりが。

(宮根誠司さん)
ちょっと雑になってるな、と思うときがあるんですよ。調子乗ってしゃべっちゃったりとか、時間がない、とか。いろいろなことで慌てたりするときがあるんですよね。 そのときに返るのは、やっぱりラジオニュースなんですよ。

(春川正明さん)
原点に返る?

(宮根誠司さん)
原点に返るのはラジオニュースなんですよ。僕の個人的な考えで言うと、ラジオニュースが一番クリエイティブですね、アナウンサーの仕事の中で。音だけですから。

(宮根誠司さん)
例えば5分のニュースがあるじゃないですか。 噛みまくったり、とちりまくったりするじゃないですか。聞いている人は心配になるんですよね、その人のことが。「大丈夫?この新人の人」って。その人のニュースのほうが入っていくんですよ。逆に気になって。

(春川正明さん)
心配になるから。

(宮根誠司さん)
これが流暢に5分だと、人って集中してラジオのニュースを聞けるかといったら、聞けないんですよ。

(春川雅正明さん)
でもだからといって、わざととちったりはしないよね。

(宮根誠司さん)
今、僕は音の高さとか声の大きさというのは考えずに、「伝えよう」と思ってしゃべっているじゃないですか。これをニュースの、いわゆるカテゴリーの中から出ないで、なるべくフリートークに近いニュースにすれば、皆さん聞いてくれるんじゃないのかな、リスナーの方は、と思ってずっと研究していたんですよ。それでやると、とちりまくるんですよ、最初できないから。

でもそれが1つ、僕の中ではラジオニュースの哲学というか。
迷ったらラジオニュースに戻るという。それはありますね。