亡くなった実久さんが最後の親孝行
父親の隆志さんは、亡くなった実久さんが最後に親孝行をしてくれたといいます。それは、亡くなった時間が関係していました。
(秋山隆志さん)
「15時17分という時間は、実久が私たちにくれた最後の親孝行です」
「亡くなって24時間は火葬はができません。しかし、火葬場の最後の受付は15時と決まっています。なので2日後の葬式となりました。1日に余分に、大好きだった自分の家でゆっくり過ごす時間が取れます」
ようやく自宅に帰ることができた実久さん
(秋山隆志さん)
「私は実久に、『さあ、実久。一緒に家に帰ろうか? 今はテレビのアニメずっと見ていいよ』と言って、病院を後にしました」
「(闘病中の)9日間で、大勢の人からいただいたお見舞いの品物や、実久の友達が作ってくれた2000羽の折り鶴とともに帰りました」
「2日後の2月9日に『お別れ会』という葬式が行われました。家族葬と学校に伝えていましたが、150名以上の人が参列に来ていただきました」
「実久の棺の中にはたくさんの折り鶴と、実久が寂しくないように大事にしていたぬいぐるみを入れました」
「とても悲しい葬式でした。今でも交通事故の一連は目に浮かびます。心臓のマッサージを受けていた実久、治療中の実久、実久の最後を迎えた時のこと」
「その中でも一番悲しく辛い思いをしたのは、喪主として実久の火葬のボタンを妻と2人で押したことでした。本当に悲しい一連の出来事でした。一生忘れることはありません」










