新しい超電導物質の探索 新しいタイプの超電導の解明を目指して…

──現在研究されているテーマは、どのように社会に役立てられる可能性がありますか。

(岡山大学異分野基礎科学研究所 笠原成教授)
「物質の電気抵抗がゼロになる超電導現象について、物理学の立場から研究を行っています。

新しい超電導物質の探索や、新しいタイプの超電導の解明が主なテーマです。現在でもMRIやリニアモーターカーなどで実用化されているように、超電導技術はすでに社会に広く浸透しています。

超電導には低温環境が必要となりますが、より身近な条件で実現すれば、様々な分野に革新をもたらすことが期待されますが、近年では、レアアースであるランタンを含む化合物が、超高圧という特殊条件下ではあるものの、約マイナス20℃程度という冷凍庫程度の環境で超電導を示すことが報告され、注目を集めています」