ある日突然、少年の両親が山口さんを訪問してきた

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年月をかけて、山口さんは加害少年の両親、そして少年本人と対話を重ねていくことになります。

ある日突然、少年の両親が謝罪に訪れました。山口さんは、最初両親を責めたと言います。

(山口由美子さん)【画像②】
「どうしてこういう結果になってしまったんですか?親しかいないじゃないですか、子供を守れるのは…」

山口さんが投げかけた言葉に対して、少年の両親は「いろんな人に相談しましたが、こういう結果になりました」と返答したそうです。

そして、両親に対して事件の経験から学び、もう一度親子の関係を構築してほしいーー山口さんは両親に、「時々少年の様子を話に来てほしい」と依頼をしました。

山口さんを通じて、「少年と両親の編み直し」が始まりました。