大量の養殖カキが死滅する被害が起きている、瀬戸内市です。
市はきょう(8日)から、養殖業者を支援するため、ふるさと納税で寄付金を募る取り組みを始めました。

きょう始まった「かき養殖事業者応援プロジェクト」です。瀬戸内市によりますと、今シーズン市内の養殖カキは、「1年もの」は約4割~5割が、「2、3年もの」は約8割が死んでいるということです。

プロジェクトは、こうした状況を受け立ち上げたもので、養殖業者を支援するため「ふるさと納税」の形で寄付を募っています。
返礼品はなく1000円から受け付けていて、事務経費を除いた全額が、支援に充てられるということです。

瀬戸内市の黒石市長は、「地域の誇りであり、瀬戸内市を代表する特産品のカキを守りたい」とコメントしています。

また、きのう(12/7)は岡山県の伊原木知事が、被害の状況を確認しようと瀬戸内市の邑久町漁協を視察しました。

(伊原木隆太・岡山県知事)
「経験したことのないような事態が今年起きている。漁業者のみなさん、生産者の皆さん方のために、我々は何をすべきなのか、なにができるのか、そういったことをしっかり考えていきたいと思っています」
県は、引き続き各漁協と連携をとりながら、必要な支援を検討するとしています。










