「互いに見知らぬ3人」が救助に向かった
小野下さん、塩見さんに、対向車線を車で走っていて事故を見かけた原和男さんが加わり、横転した車に近づいて、運転手の意識を確認しました。
「意識はあるのか、大丈夫か」と声をかけると、「大丈夫、大丈夫」という声が返ってきたといいます。
3人は事故を通報した後、車内の男性を救出しようと力を合わせました。しかし、車を起こそうとしましたが、重くて動きませんでした。
後部座席から救出しようとするも 白煙が出始め
そこで後部座席から助け出そうと試みたところ、車から白煙が出始めたということです。
(塩見 真康さん)
「白煙が出てきて、これは火を消さなきゃダメだと思って」
塩見さんは、配達用のトラックに積んであった消火器2本を取り出し、消火に当たりましたが、火の勢いは収まらなかったといいます【画像④】。
救出しようにも出来ない、そして迫る炎。そこで塩見さんは、とっさの判断である行動を起こしました。
【後編】互いに見知らぬ3人 命を救った“とっさの判断”とは?「奇跡的かなと思います」
に続く










