ICUで過ごした一晩「本当に長い夜でした。涙がいっぱい溢れてきて」
(市原千代子さん)
「ひどいものでした。顔は傷だらけでした。おでこには何本も線が入っていました」
「耳はパンパンに腫れて、耳の後ろ側は血が入ってきて真っ黒で、どうしたらこんなことになるんだろうというぐらい、ひどい形の耳になっていました」
その病院では処置ができず、岡山市内の病院に救急車で搬送された圭司さん。ICUで一晩を過ごした市原さんは、
「本当に長い夜でした。涙がいっぱい溢れてきて」
「早く朝になり、元気な圭司の顔が、姿が見たいという思いがいったり来たりしました」
と当時の心境を語ります。
ICUに「もう自由に出入りしていいですよ」の意味
(市原千代子さん)
「午前11時半過ぎにICUの扉が開けられ、『もう自由に出入りしてくださっていいですよ』って言われました。それが何を意味するのか、知りたくありませんでした」
18日午後1時39分、長男が病院に駆けつけた直後、圭司さん【画像⑤】は息を引き取りました。










