注目の3区 かつては箱根を目指していた 環太平洋大エース・山本選手

環太平洋大学は4位で、大エース・山本涼介選手が駆け出していきました。

(松村みなみ記者)
「どうです?調子は」

(環太平洋大学体育学部4年 山本涼介選手【画像⑫】)
「絶好調です」

【画像⑫】

今季、10000メートルで28分39秒15の中四国学生記録を樹立したトップランナー。しかし、ここまで順風満帆な競技人生ではありませんでした。

(環太平洋大学体育学部4年 山本涼介選手【画像⑬】)
「自分は関東に行って、箱根駅伝を走ると疑ったこともなかったのが中学時代だったので、そこから一気に『まったく走れない』というのは苦しい期間でした」

【画像⑬】

中学時代から活躍し、高校は広島県の強豪、世羅高校に進学。しかし、度重なるけがで結果を残すことはできませんでした。

【画像⑭】

(環太平洋大学体育学部4年 山本涼介選手【画像⑮】)
「正直やめる決心もつかなかったから、続けてきた感じだった」

「大学1年生のときにも、自己ベストを更新することができなかった。それでも、あきらめられない自分がいたんで」

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走れない時も腐らず努力を続け、この春からは実業団で陸上を続けることが決まりました。大学の仲間たちと走る、最後の駅伝です。

【画像⑯】

(松村記者)
「あこがれの選手は?」

(後輩部員)
「山本涼介さんです!」