任期満了に伴い今月5日に投票が行われる岡山市長選挙では、現職と新人3人が激しい舌戦を繰り広げています。
各候補のそれぞれの訴えは?選挙戦を追いました。
岡山市長選挙には、届け出順に、いずれも無所属で現職の大森雅夫氏、新人の向谷千鳥氏、神﨑政人氏、浦上雅彦氏の、合わせて4人が立候補しています。

9月21日、現職の大森氏は、岡山市北区の宗忠神社で出発式を開きました。
(大森雅夫候補)
「スポーツなどを通じて、この岡山の人たちのワクワク感をより高めていく」
岡山市議会議員36人の要請を受けて立候補。党派を超えた強固な組織で4度目の選挙に臨んでいます。
(大森雅夫候補)
「12年間誠実にやってきたつもりであります。そういう実績をお話したうえで、これから4年間岡山にとって必要なことを訴えていきたいと思います」
(浦上雅彦候補)
「すべての世代に愛情が注がれて、すべての地域に光が当たる政策でなければなりません」
元岡山市議会議長の浦上氏は、自身2度目の市長選です。前回、現職との一騎打ちになった選挙戦で約3万票差で破れて以降、市民目線で市政を見つめた4年間だったといいます。
(浦上雅彦候補)
「市民と岡山市政は一体感がないとやっぱり幸せを感じてもらえないんですよ。市民の皆さんが岡山を動かしているという感覚を取り戻してほしい」
告示日、街頭活動の傍ら、自らポスターを掲示板に貼る神﨑氏の姿がありました。
(神﨑政人候補)
「支援者の方も当然貼ってくれているんですけれども、やはり私は政党に所属しておらず、しがらみゼロでやっておりますので、支援者の人がどうしても行けないところは、こうやって自分で回っています」
元岡山県警の警察官が挑む初めての選挙戦です。政治の世界から岡山市を変えたいと立候補を決意しました。
(神﨑政人候補)
「経済だけでなく市民の幸せを可視化する幸せ指標、市民の声が届き、政策が市政を動かすデジタル民主主義。しがらみの無い政治を岡山市に」
(向谷千鳥候補)
「民意が反映される市長選挙の結果。ご一緒に生み出していこうではありませんか」
共産党の推薦を受けて立候補した向谷氏。市民団体「岡山市の水道料金を考える会」の代表を務めていて、水道料金の値上げ反対などを掲げています。
(向谷千鳥候補)
「水道料金の値上げをストップさせるとか子どもの医療費18歳まで完全無料化とかは私自身が運動してきたことなんですね。しっかりと自分で粘り強く運動しながら実現してきたこともありますし、裏付けされているものというのは私にとっては強みだと思います」