争点の一つが「まちづくり」 新アリーナは?

4人の候補が激しい論戦を繰り広げる今回の市長選。大きな争点の一つが「まちづくり」についてです。

現市政は岡山市北区野田に約280億円をかけて新アリーナの建設を計画中。

しかし、この政策に、新人3人はいずれも反対の声をあげています。そのほかにも、路面電車の岡山駅前広場乗り入れなど、今、岡山市は大きな転換点を迎えつつあります。

未来の県都の在り方について大森氏は・・・。

(大森雅夫候補)
「郷土に対する誇り、そして心の充実、そういったことをぜひ市民の皆さんに味わっていただけるように、そしてスポーツですね、それらを通じて岡山がもっともっとわくわくするようなわくわく感のあるまちにしていきたいと思います」

一方、浦上氏は、住居や施設を中心市街地に集積させるコンパクトシティ構想からの大転換を掲げています。

(浦上雅彦候補)
「いきなりどーんどーんと中心部にどんどんいっていますが、それだけのリアクションを僕らは感じない。いっぱい今まで施策して大きなお金が動いていますが、それに見合うだけの市民の幸福度が上がっているかどうかというのは、やはり皆無だと思います」

また、神﨑氏は、こうしたまちづくりは市民の理解を得ながら進めていくべきと主張します。

(神﨑政人候補)
「やはり最終形のビジョンというのをしっかり市民に示したうえでそれに賛同をまず得るのが一番だと思います。そこを得たうえで段階的に進めていかないとその場限りのような政策になってしまう。そこはよくないと考えております」

向谷氏は、市街地開発にかかる予算を福祉などに振り向けるべきと訴えます。

(向谷千鳥候補)
「税金の使い方というのを大型開発からもうきっぱりと切り替えるということが必要だと思うんです。ですので皆さんにそういう決断をしていただきたいなと思っています」今後4年間の岡山市政の方向性を決める重要な選挙です。

(大森雅夫候補)
「こういう機会はめったにないわけですから、私の思いを市民の皆さん方にお伝えしたいと思います」

(向谷千鳥候補)
「今のままの市政は続けさせないという思いでおります」

(神﨑政人候補)
「市民本位でしがらみの無い岡山市政、そして希望ある、未来のある持続可能な岡山市を目指します」

(浦上雅彦候補)
「当たり前のことが当たり前に伝わっていくんじゃないかなと。このままゴールしたいなと思っています」

岡山市長選挙は10月5日に投票が行われ即日開票されます。