倉敷の魅力が詰まった映画「どこを写真撮ってもきれい」

去年の夏。撮影は、古い街並みが残る美観地区など、すべて倉敷市内で行われました。「倉敷の魅力」が詰まった映画になっているといいます。

(男子高校生蒼役 山時聡真さん)
「僕は東京出身なので、倉敷で撮影させていただいて全部が旅行みたいで。どこもきれいだし、観光しているような気分でしたね。東京出身だから…ね」

(男子高校生祈一役 櫻井健人さん)
「いや本当に、どこを写真撮ってもきれいだからね」

(喫茶店のマスター役 前野朋哉さん・倉敷市出身)
「岡山出身者がいるから、悪くは言えないよね」

出演者それぞれに、様々な思い出があるようです。

(自閉症の恭介役 堀家一希さん・美作市出身)
「木の上にのぼる…」「それだ!木の上です」
(映画の音)「きょんくん!」「どーん!」

主人公の兄で、自閉症がある「恭介」を演じた堀家さん。阿智神社の木に無断でのぼり騒ぎを起こしてしまうシーンの撮影が印象深いと振り返ります。

(自閉症の恭介役 堀家一希さん)
「初日だったんですよ、撮影が。大きい階段をのぼって、安全ベルトをつけてから紹介されたんですよ。『きょんくん役の堀家さんです』って。『どうも~!』って。あれは思い出ですね」

(平松恵美子監督・倉敷市出身)
「御神木かもしれない木に登らせてねえ」

(喫茶店のマスター役 前野朋哉さん・倉敷市出身)
「僕はアヴェニュウというジャズ喫茶で撮影させてもらったんですけど、行ったことのあるお店だったので。そこで撮影できたのはうれしかったです。まず倉敷で演者が動いているという時点でめっちゃ感激していて、これはやばいなと一人で思って。完成版を見て、作品もすばらしかったので。倉敷出身の人は、また特別な映画になったと思いますよ」