倉敷の魅力を他の地域・国に発信してつなげていく使命がある

そして、監督と出演者が「大きな支えになった」と話すのが…

(つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会 渡邉一司さん) 
「ボランティアですね。飲み物の提供とか、弁当を運んだりとか」

地元の有志で結成された、実行委員会です。資金集めやオーディションの準備、加えて撮影現場での交通整理など多方面でサポートしました。

(甲野アナ)「実行委員会の支えはいかがでしたか?」

(平松恵美子監督)
「完璧以上ですよね。暑さが天敵だったから。保冷車が常時いてくれて。保冷車の手配も同級生が出してくれて、ずっと3週間いたんですよ、保冷車が。かゆい所に、隅々まで手が届くような感じでやってくれたというのは、感謝しかないですね」

(男子高校生祈一役 櫻井健人さん)
「実行委員会の方々がずっと笑顔で見守ってくださった。だから、がんばろうって思えて。」

(男子高校生蒼役 山時聡真さん)
「(環境が良かったので)疲れた、とかがなかったですもんね、ホテルに帰っても全然疲れも来ず」

(平松恵美子監督)
「おかしいな、疲れないのは」

(前野朋哉さん)
「それはまだまだ芝居が足りていないんじゃないの」

(山時聡真さん)
「ちゃんと全部全力でやってましたよ」

(映画の音)「今夜8時。鶴形山に注目。必ずきょんくんと一緒に見ること」

(女子高校生紅子役 中島瑠菜さん)
「それぞれの思いを紡いでいって、それで一つのことを成し遂げていくという姿はかっこよくて、素敵で。ずっと見ていられる物語だと思うので、みなさんにも届いたらいいなと思います」

(平松恵美子監督)
「大きな使命があって。故郷だけで終わってはいけなくて、ここから倉敷の魅力を他の地域・国の方々に発信してつなげていって。それを成し遂げていくためには、まずは岡山の方々に十分に見ていただくところからスタートしていきたい。よろしくお願いします」

(花火の音)

倉敷の空に打ち上げられた花火をきっかけにして、地域のボランティアとともに作り上げた映画、「蔵のある街」です。

7月25日にMOVIX倉敷で先行公開され、8月22日からは全国の映画館で公開される予定です。

(監督・出演者全員)『「映画蔵のある街」観に来てください!』

【スタジオ】友人を元気づけるために高校生が花火を打ちあげようと奔走する映画です。平松監督は「子どもたちには夢に向かうことの素晴らしさを、大人たちには子どもたちを応援することの大切さを伝えたい」と話していました。