運が悪いと「蚊柱」に巻き込まれる!?

(東洋産業 大野竜徳さん)
「広い場所などで蚊柱を作っている場所に近づくと、運が悪いと私たちの周りを旋回するように蚊柱がついてくることがあります」

「これは蚊柱の目印にされてしまったことによるもので、蚊柱を作ろうとすることがあります」

ーそれは、絶対に避けたいですが、どうしたらよいでしょうか。

「こういう時には身をかがめて素早くその場を離れるか、より高い木や街灯などの近くに行って蚊柱をそちらにひきつけましょう」

蚊柱が低い場所にあると雨が近い

(東洋産業 大野竜徳さん)
「さて、この蚊柱が関係する天気予報を一つご紹介します」

「ツバメが低く飛んだら雨が近い」

蚊柱とは全く関係がなさそうですが、なぜこういう言葉になるのでしょう?
雨は低気圧の時に降りやすいですね。
低気圧になると、湿気が高くなる傾向があります。
湿気が高くなると、虫の体は水分を含んで重くなります。
虫の体が重くなると、翅の動きも遅くなり、飛びにくくます。
虫が飛びにくくなると、高く飛べなくなります。
虫が高く飛べなくなると、蚊柱は低い場所につくられます。
蚊柱が低い場所につくられると、ユスリカをエサにするツバメが飛ぶ高さも低くなります。

というように、「風が吹けば桶屋が儲かる」の言葉のような予報になるのです。

これから4~7月頃にかけてツバメの巣作りの時期ですので、もしツバメが飛んでいるのを見かけたら、その高さにも注目してみてください。