中四国最大級の規模を誇る香川県立アリーナがいよいよ本格始動です。こけら落としとなるのは、あす(3月1日)から2日間開催される国民的ロックバンド“サザンオールスターズ”のコンサート。多くのファンを迎える準備が街では着々と進んでいます。

高松市内で、サザンオールスターズのツアートラックに遭遇です。

今月開館した県立アリーナ=あなぶきアリーナ香川がついに迎える、こけら落とし公演です。県の新たなシンボルの船出に、街の期待も高まっています。

(街の声)
「香川に来るんだとびっくりしています。サザンがね」
「街に人が溢れかえりそうな感じがする」

「応募したけれどだめだった。妻はショックを受けています。2回、3回と応募してだめでした」

「サザンの公演にスタッフで行くのですが、バイトの人数が300人とかなので、かなり募集しているから、それほど人気なのかなと」

「アルバイトをこのあたりの居酒屋でしているのですが、忙しくなるかもという話を聞いていて。影響はこのあたりにもあるのかなと」

(小寺健太記者)
「県立アリーナでのこけら落とし公演を盛り上げようと、こちらの店ではこのように、サザンオールスターズの特設コーナーが設けられています」

アリーナからほど近い、商店街の中にあるCDショップです。公演の日が近づくにつれて、訪れる客の数がファンを中心に増えているといいます。店では今後もアリーナにやって来るアーティストのコーナーを設置して、街を盛り上げたい考えです。

イベントが開かれるたびに、1万人に迫る客が全国から訪れます。受け皿は。

(茅原淳記者)
「こちらのホテルでは、アリーナのイベントごとに予約が多い状況が続いています」

(リーガホテルゼスト高松 片桐幸輔宿泊課支配人)
「(コンサートが発表された)早朝から予約が殺到しまして、ホテルの客室は満室になりました。香川県、四国では開催されなかったような国際級の会議とか、展示イベントとか、そういったものが開催されるというのはひとつの楽しみではありますし、可能性が広がったと思います」