昨年(2021年)8月の台風9号の影響で流された、香川県直島の草間彌生さんのアート作品「南瓜」が復元されました。瀬戸内国際芸術祭でにぎわう島では、この作品にも多くの人が詰めかけています。


(杉澤眞優キャスター)
「瀬戸内海に浮かぶ直島のシンボル、黄色いカボチャが約1年ぶりに帰ってきました」


1994年から直島の「ベネッセハウスミュージアム」の屋外作品として展示されてきた、草間彌生さんの「南瓜(かぼちゃ)」。

昨年(2021年)8月の台風9号の影響で流され、1年以上にわたり見ることができなくなっていましたが、10月4日に復元作業が完了しました。


(名古屋から訪れた人)
「ニュースで、流されたのは聞いていました」

(杉澤キャスター)
「復元されたばかりなんです」


(名古屋から訪れた人)
「そうなんですか!知らなかった、ちょうどよかったです」


(高松から訪れた人)
「やっぱりいいですね。青の空の色とのコントラストきれいだから」


大きさやデザインは以前と同じですが、再発を防ぐため、素材を厚くして耐久性を高めたほか、災害の恐れがある時などには、事前に重機でスピーディーに運べるようフックが取り付けられるようになっています。


(直島文化村 笠原良二社長)
「島の人やお客さんが、私たちが思っている以上に、帰ってきたということを喜んでくれているのが、私たちとしては嬉しいですね」


11月6日まで開催される瀬戸内国際芸術祭に訪れた際には、黄色い「南瓜」にも触れてみてはいかがでしょうか。