その時、宮本さんは「とっさの判断」で行動に出た

その時、宮本さんはとっさの判断である行動に出たといいます。

(宮本裕貴さん)
「友達が先に溺れたのが分かって、僕も空気が無くなって窓ガラスが割れなかったら死んでしまうと思いましたが、足で窓を蹴破ってまず僕だけが外に出ました」【画像⑦】

【画像⑦】

「もう一度潜って窓から友達を引っ張り出したら、友達が息をしていなかったので、水を吐かせて人工呼吸をしないといけないと思って、やりました」【画像⑧】

【画像⑧】

宮本さんの迅速かつ的確な行動により、友人の男性は一命をとりとめました。宮本さんは当時を振り返りながら、助かったのは「運が良かった」と話します。

(宮本裕貴さん)
「2人とも無事に大きな障害などが残らず戻ってこられたのはよかったかなと。いちばんは運が良かったのかなと思います」

勇気ある行動で友人の命を救った27歳です。事故の翌日、逃げていた車の運転手は逮捕され、友人の男性は無事に回復したということです。