ゲームを通じて健康寿命をのばし、高齢者との交流を増やそうという民間の資格を玉野市の高校に通う生徒たちが6月に取得しました。きょう(21日)は初めて地元の高齢者を招いてゲームの体験会を開きました。

「肩、肩、肩、肩、肩…」

地元の高齢者と一緒にテレビゲームをするのは玉野光南高校情報科の3年生16人です。全員、6月に民間の資格である「健康ゲーム指導士」を取得しました。

(玉野光南高校情報科長 一守克己教諭)
「さまざまな年代とどう関わっていくのか。人は人の中で成長すると思っているので、理屈や理論も必要だと思って、『健康ゲーム指導士』の取得に取り組んでみました。」

バチを使ってリズムに合わせて太鼓をたたくゲームは、脳を活性化し、判断力の低下をやわらげる効果があると慶應義塾大学などの研究で実証されています。

きょう(21日)は資格を取得して初めて、地元の高齢者を招いての体験会を開きました。
ゲームをしていないときにも腕でリズムを取るなど資格取得の際に学んだことが生かされています。

(健康ゲーム指導士の3年生)
「ゲームをやってもらった人はもちろん楽しめるんですけれど、今回はゲームをやっていない人たちも一緒にできたので、みんなが楽しんでできたと思っていて、結構よかったかなと思っています。」

テレビゲームにはあまり馴染みのない高齢者ですが画面を見ながらリズムに合わせて体を動かすことに戸惑いながらも、高校生たちの指導を受け楽しいひとときを過ごしていました。

(参加した人)
「ちょっと難しいところはありました。頭ではわかっていても手が動かなかったりとか…。」

(参加した人)
「楽しかったです。太鼓よりこっち(体の動き)のほうが合っていたような気がします。」

(健康ゲーム指導士の3年生)
「今回は曲が遅かったんですけれど、もうちょっとレベルを上げたりとか、まだまだ改善点はあるので、自分たちができることをやりたいなと思っています」

「健康ゲーム指導士」としての第一歩を踏み出した高校生たちです。地元の高齢者をより一層活気づけるため、さらなる高みを目指します。