岡山県に住むトランスジェンダー当事者の10年を追った番組、RSK地域スペシャルメッセージが日本医学ジャーナリスト協会賞の優秀賞に選ばれ、東京で授賞式が行われました。

優秀賞に選ばれたのは、今年5月に放送された「望まれない性を生きて臼井崇来人闘いの十年」で制作班を代表して古川豪太記者に賞状とトロフィーが渡されました。
作品は、岡山県に住むトランスジェンダー当事者による訴えがきっかけとなり、性別変更において、手術を求める法律に最高裁で違憲判断が下るまでの10年を追ったものです。
受賞理由では「性的マイノリティの受け入れが遅れる日本の問題が詰め込まれ、強いインパクトがある」などと評価されました。
式典後には、受賞者らによるシンポジウムも行われ、社会的な弱者に寄り添ったジャーナリズムの必要性などが訴えられました。