障害のある人の就職を支援しようと県内の企業などが合同で行う就職面接会が岡山市内で開かれました。

毎年恒例のこの面接会ですが、今年は、制度の変更に伴い、多数の事業所が廃業した影響で解雇されたという人たちが見受けられました。就職面接会は岡山労働局などが毎年開いているもので、35の企業や団体が参加しました。

会場で見受けられたのが今年、A型事業所を解雇されたという人たちです。

(鈴木義和さん)
「失業しています。A型がなくなったからです」

障害のある人が雇用の契約を結んで働くA型事業所。ことし4月に国が事業所に支払う報酬のルールが改定され、事業所の経営状況が悪ければ、報酬が減額されることになりました。

これに伴って岡山県内では、A型事業所の廃止や解雇が相次いでいて、これまでに少なくとも500人が失業したとされています。

足に障害がある鈴木義和さん(56)の場合は今年6月に利用していた倉敷市のA型事業所が廃止となり、現在は月に6万円の失業保険で生活しているといます。

(鈴木義和さん)
「文章を打ったり、表を作ったり出来ればなと思っています」

鈴木さんは、事務補助を募集している飲食業の採用担当者に得意なことなどをアピールしていました。

(鈴木義和さん)
「採用してくれることを期待しています。あとは高望みはしません」

(ハローワーク 岡山秋田諭さん)
「A型事業所が廃止され、かなり数多くの方が仕事探しをされている。一人一人にあった職業相談、支援をしていきたい」

岡山県などによりますと、A型事業所の廃止により、失業した障害者約500人のうち再就職したのは9月末までで約90人と2割にも至っていないということです。

岡山労働局では解雇された人を対象にした就職面接会も検討したいとしています。