岡山県津山市の人里で、今月(10月)に入って、ツキノワグマが頻繁に出没しています。これまでに人への被害は確認されていませんが、市は注意を呼びかけています。

幹に残された鋭い爪痕…地面には枝が散乱しています。

(記者)
「民家近くの空き地で2本の柿の木がクマの被害にあいました。枝が折れ実がかじられていることが分かります」

きのう(30日)午前9時ごろ津山市吉見の住民から「柿の実がクマに食べられた」と市に連絡がありました。駆け付けた職員が花火で追い払い、けが人はいないということです。

津山市では今月(10月)に入ってから山間部などでクマの目撃情報が相次いでいて、これまでに10件以上が確認されています。

(地元の人)
「こういう枝ね。こういう枝。これ全部クマです。不安ですね…犬の散歩していても後ろを見て歩かないと怖いような気がします…」

津山市の担当者によりますと、山にエサがないためクマが人里へ出没しているのではないかということです。市はクマを見つけても近付かないよう注意してほしいとしています。