任期満了に伴う香川県知事選挙はきのう(28日)投開票が行われ、無所属で新人の池田豊人さんが初当選を果たしました。香川県民からは、12年ぶりに誕生した新たな知事に期待する声もあがっています。



新人どうしの一騎打ちとなった香川県知事選挙は、池田さんが16万票余りを獲得し、初当選を果たしました。

一夜明け、高松市の選挙事務所を訪れた池田さんは選挙戦を振り返り、新たな香川県政に向け抱負を語りました。


(香川県知事に初当選した池田豊人さん)
「他の県にはない、まねのできない『プラスアドバンテージ』。これをどう生かすか、自分の持ち味を発揮して、前向きに一歩一歩取り組んでいきたいと思います」

12年ぶりに誕生した新知事に、県民からも期待の声が上がります。

(香川県民)
「本当に期待しています。やってほしいです。やらなければいけないもの」

(香川県民)
「前の知事がすごく長かったから、新しい知事になって変わってくれたらいいなと」


一方、課題も山積しています。「感染拡大が収まらない新型コロナ対策」に加え、「疲弊した経済」をどう回復させるのか。香川県の活性化に向け、浜田知事はバトンを託します。


(浜田恵造香川県知事)
「若い人を引き付ける、呼び込む、戻ってきてもらう。そうしたことに全力で取り組んでいただければ」

ただ投票率は、過去最低の29.09%。これから、香川県民の声をいかに拾い上げるかも重要です。


(香川県民)
「子どもの教育面とか医療とかいろいろありますから、その辺りを住みやすい香川にしてくれたら助かりますし、どんどん新しい人も来ると思います」

(香川県民)
「何を望んでいるか、住んでいる人が。そういうところから吸い上げていって欲しい」

(池田豊人さん)
「こういう声があるということは、この後ろには同じような声がもっとあるのではないか。スピーディーに結果を出していく。躊躇せずにやるべきではないかと考えています」

(古川豪太記者)
「3期12年続いた浜田県政で積み残された課題を、どうクリアしていくのか。9月5日から始まる任期の中で、池田新知事のかじ取り役としての手腕が問われることになります」