暑さが厳しくなる中、気をつけたいのは食中毒です。今月は「食品衛生月間」です。岡山市内では、食中毒への注意を呼びかける啓発活動が行われました。食中毒への対策、何に気をつければ良いのでしょうか。

啓発活動を行ったのは岡山市保健所の職員と食品衛生協会の指導員です。JR岡山駅の「さんすて岡山」で飲食店をまわり、衛生責任者らに手洗い・加熱の徹底を呼びかけました。

岡山県内では、今年に入って10件の食中毒が発生し、149人の患者が出ています。高温多湿で食品の中の細菌が増えやすいこの時期、特に注意を呼びかけていることは。

(岡山市保健管理課 木下直美さん)
「気をつけていただきたいポイントとしては、手洗いをしっかりしていただくことと、食材の温度管理、ちょっとした注意で食中毒を防ぐことができますので、やってみてください」
【スタジオ】

ー食品衛生月間となっている8月。岡山県には食中毒注意報が、香川県には細菌性食中毒警報が発表されています。厚生労働省のHPでは食中毒予防のパンフレットを掲載しています。この中で、意外に見落としがちなポイントを4つお伝えします。

・まず冷蔵庫での保管ですが、入れすぎは適温に保たれないのでダメです。7割程度に抑えましょう。
・また冷凍食品の解凍は常温だと細菌が沸くおそれがあるため、冷蔵庫や電子レンジで行うことを薦めています。
・さらに生の魚・肉を切ったまな板や包丁は、洗ったあと熱湯をかけたのち使うことが大切です。そして残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けにすることがポイントです。
少しの注意で防ぐことができる食中毒。改めて、注意し実践してみてください。