浮世絵風景画の名手として知られる、葛飾北斎と歌川広重です。二人の作品と人生をたどる展覧会が、岡山市北区で始まりました。

岡山県立美術館で始まった展覧会には、江戸東京博物館が所蔵する葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」や、歌川広重の代表作「東海道五拾三次之内」など計213点が展示されます。

二人が生涯描いた作品が並び、北斎が日本各地から見える富士山を大胆に描いた「冨嶽三十六景」は、6月14日~30日まで岡山県内で初めてシリーズ全てが展示されます。

(岡山県立美術館学芸員・鈴木恒志さん)
「同じ富士山を描くけれども、違った風情を出す画業を見ていただきたいなと思います」

「北斎と広重冨嶽三十六景への挑戦」は、岡山県立美術館で来月7日まで開かれています。

新千円札のデザインにも選ばれた「神奈川沖浪裏」は、今月(6月)14日から会場で公開されるということです。