絶滅した恐竜の姿を巧みに再現した作品を集めた特別展が、あす(23日)から倉敷市立美術館で開かれます。以前イブニングニュースで紹介した「鉄の恐竜オブジェを作る男性」も、迫力ある作品を展示します。

展示室に姿を現したのは、全長4・5メートルのブラキオサウルスの鉄の骨格オブジェです。


(鉄骨格アーティスト 三近延生さん)
「鉄は生命の誕生の意味もなしているようなものなので、普通の化石とは違って鉄で作った美しさとか」



倉敷市在住の三近延生さんは鉄工所経営の傍ら、自慢の溶接技術を生かして鉄の恐竜オブジェを作る“鉄骨格アーティスト”として各地で作品を発表しています。



今回、倉敷市立美術館が企画した恐竜美術展に、新作を含む10点のオブジェが初めて展示されることになりました。躍動感と迫力にあふれる三近さんの作品は、美術館にとっても注目だといいます。

(倉敷市立美術館 尾上真由学芸員)
「鉄でこれだけのクオリティの高いものを再現するというのは珍しいアーティストだと思うので、ぜひ市民の皆さんはじめ多くの方に見ていただきたい」

(鉄骨格アーティスト 三近延生さん)
「周りの作品が立派なものばかりなので、負けないように、というかそれに恥じないように良い展示ができれば」


会場では、このほか恐竜のイラストや図鑑の原画、動植物の化石などが展示されています。恐竜美術展はあす(7月23日)から8月28日まで、倉敷市立美術館で開かれます。