熊本豪雨で被災したJR肥薩(ひさつ)線を巡り、県が示した復旧方針案に慎重なJR九州は、新たに課題を示しました。
一部区間で不通が続くJR肥薩線について協議する会議には、国・県・JRから幹部5人が参加しました。
非公開で行われた会議では、去年12月に県が示した復旧案についてJR九州が「観光による振興だけでなく、日常利用の創出も検討して欲しい」と要望し、鉄道での復旧に新たな課題を提示したということです。

県の復旧案は、人吉駅前の整備やSL人吉に代わる観光列車の導入など観光を軸としたものでした。

JR九州 松下琢磨 総合企画本部長「鉄道というのは長く使って頂くものでありますし、慎重に議論していく、それぞれが納得する形で検討し、決定していくことが大切」

県は今年度内にJRや沿線自治体と「鉄道での復旧を目指す方針」で合意したいとしています。






 
           
   
  







