お母さんを超えられるような選手に

本田選手にはもう一人、目標とする人がいます。

それは母・仁美(ひとみ)さん(40)。信愛女学院高校時代、全国大会に出場した選手です。

母・仁美さんの高校時代

本田選手「まだ指導される部分がたくさんあるので、お母さんを超えられるような選手になれたらいいなと思います」

仁美さんは期待が大きい分、娘を見る目も厳しくなってしまうようで…。

母・仁美さん「ああすれば良いのに、こうすればいいのに、とか思ってしまうことが多くて。全然足りないところが多すぎる(笑)」

特に仁美さんが言い続けているのが体のケアです。

母・仁美さん「けがして悔しい思いや辛い思いをしているのを見てきたので、それだけはやってほしい」

本田選手「私のために言ってくれていると思うから、素直に聞いてプレーで恩返しできたらなと思っています」

こうして迎えた新チームになって初めての公式戦。

課題だったレシーブは正確にこなし、仲間の得点に繋げます。

そして自らの強みである攻撃力も発揮し、この日の3試合で32得点をあげる活躍を見せました。

本田選手「ここで決めたいというときに決まったのがよかったと思います。」

チームは1セットも落とさず、勝利をあげました。

熊本で成長を続ける「次世代のエース候補」本田葵選手。

目指すは「自分で拾って自分で決める」、究極の「オールラウンダー」です。