熊本県は熊本空港周辺の脱炭素化を目指す計画を取りまとめました。

計画は「2029年度までに空港周辺の施設の消費電力を全て再生可能エネルギーで賄うこと」を目指すものです。

熊本空港を始め空港に隣接する県の工業団地「くまもと臨空テクノパーク」や「東海大学の臨空キャンパス」などが対象の施設となり、エリア内に太陽光パネルを設置することや、空港に近い深迫(ふかさこ)ダムで水上太陽光発電をする計画です。

また、計画には再生可能エネルギーを周辺に供給する地域エネルギー会社を、来年度中に設立することも明記されています。

今回、県が取りまとめたこの計画に関連し、空港周辺が脱炭素化の先行地域に選ばれたことで、事業費について50億円を上限に国から助成が受けられます。

これをきっかけに県は脱炭素を推進する企業の誘致を加速させたいとしています。