「地方銀行」が持つメリットを生かす
「よかもーる」のオープン当初から出品するクルマエビの養殖業者に聞くと、大手サイトでも商品を販売しているが、地元企業ならではのメリットを感じるといいます。

丸山えび 丸山真一郎 社長「まず、信用がありますよね。以前から取引があった肥後銀行さんの担当の人と話し合いができる」
地方銀行の信用。
「よかもーる」の狙いは銀行のネットワークを生かして地域経済に好循環を生み出すことにあるといいます。

九州みらいCreation 萩原社長「お客様のものが売れてナンボの世界なので、そこを一生懸命、我々なりにお客様と一緒になって知恵を絞ってやっていくというビジネスモデル」
地域の商品が売れれば地域の経済が活性化する。

そのウィンウィンの関係を目指す「よかもーる」では商品を売るためにサイトに載せる写真も準備し、販売をサポートします。
津留さんは再びミカン業者を訪ねました。

上妻社長「(みかんのしり部分の形・ツヤを指して)ちょっと菊っぽい、俺は天使の輪って呼んでいる。これが糖度がのってる証拠」
良さそうな角度を選んでスマホで撮影する津留さん。

他にも選果場や、社長の作業風景、カゴいっぱいのミカンなど100枚以上撮影し、編集します。
津留さん「昔から使われれている色とか字体とか気を付けてフォント、色を選ぶようにしています」

資金面での支援だけでなく、商品そのものも支援する。銀行員と地域との関り方が変わりつつあります。
「銀行員の時はお金に関する話が大半だったのが正直なところ。試行錯誤しながらやっていますが、相手の本業に深く関われていると感じます」
