被害総額は約3500万円に上ると見られています。
警察によりますと、今年4月、熊本県内に住む40代の女性の携帯電話に、非通知で電話がかかってきました。
電話の男はNTTの関連会社の職員を名乗り、「登録しているカメラアプリの料金が30万円未納になっている」と言い、コンビニエンスストアで電子マネーカードを買い、その情報を伝えるよう求めたということです。

女性が言われた通りにしたところ、その後、「個人情報保護委員会」の委員や「内閣府」、「警視庁」の職員などを名乗り金銭を求める電話が次々とあり、その額はあわせて約3500万円に上ったということです。

警察は8月4日(金)被害届を受理し、詐欺事件として捜査するとともに「公的機関から電話で金銭を求められたら詐欺を疑い、警察や家族に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
