広島と長崎に原爆が投下されてから78年を迎えようとしています。

熊本県庁では原爆の悲惨さを、語り継ぐ集いが開かれました。

この集いは広島・長崎の原爆被害の実態を知ってもらい、核兵器のない世界を目指そうと開かれたものです。

集いでは、9歳の時に長崎で被爆し、家族5人が原爆の犠牲となった石原照枝(いしはら てるえ)さん(86)が自身の体験を基に核兵器の恐ろしさを訴えました。

9歳で被爆 石原照枝さん「長女と次男がミシンの下で固まって死んでいた。胴体しか残っていなかったそうです」

他にも、石原さんの体験を紙芝居にした作品の読み聞かせを高校生がしました。

参加者「何もしていないのに人生を狂わされるのが原爆であり、戦争だと思う。知っている者が伝えていかなければと思う」

県庁では8月3日(木)から、「原爆と人間」と題したパネル写真展も始まり、8月10日(木)まで開かれています。