北海道の鈴木直道(すずき なおみち)知事の訪問に、全国初となる取り組みまで半導体を巡る動きがさらに活発になっています。

菊陽町(きくようまち)で工場建設が進むTSMCの子会社「JASM(ジャスム)」では、来年末の生産開始に向けて8月から事務所棟の一部の使用が始まっています。

これに合わせてJR豊肥線の原水(はらみず)駅とセミコンテクノパークを結ぶ通勤バスも、JASMを経由する新たなルートが増便され、8月2日から運行を始めました。

JASMの敷地内には、バスの停留所が新たに設けられ、早速、バスで通勤する社員の姿も。

8月2日が熊本工場への初出勤という台湾人の社員は、「いよいよ熊本での勤務が始まるので頑張りたいです」と話しました。

事務所棟の完成に合わせて、台湾からは社員350人とその家族250人の合わせて600人が、9月までに熊本に移り住みます。

新工場では来年末に半導体の量産が始まる予定で、およそ1700人の雇用が計画されています。

*JASM経由の通勤バスは朝5便、夕方5便が運行