熊本県内観光の目玉、阿蘇中岳に新たな火口見物エリアがオープンします。今までとは違った阿蘇の魅力を伝える新たなエリアが報道陣に公開されました。

阿蘇中岳の火口見物はこれまで、火口南側のエリアだけとなっていましたが、今月10日からは火口西側に新たな見物エリアが設けられます。
記者「あちらに見えているのが今まで見学することができたBゾーン、そしてここがEゾーンになります。Eゾーンでは阿蘇山の火口をより近く楽しむことができます」

新たなエリアでは第一火口がより間近で見渡せ、噴気孔からの音が聞こえることもあるといいます。
これまで公開されていたBゾーンでは火山ガス規制などで年間を通して6割ほどしか火口見物ができませんでしたが、新たなEゾーンが整備されたことで火口を見ることができる確率は8割以上に高まるということです。

阿蘇市観光課 秦美保子 課長「既存の見学エリアが見学できない時に開くゾーンですので、こちらの方に来れた方は是非ダイナミックな中岳火口の展望をお楽しみください」
また、火口見物のゾーンには火山ガス検知器や退避壕(たいひごう)などの整備も完了しています。