熊本地震や3年前の7月豪雨で被災した国・県指定の文化財などの約9割が復旧したことが明らかになりました。

これは、熊本県文化財保護審議会で報告されたものです。

熊本県によりますと、熊本地震では阿蘇神社など154件、3年前の7月豪雨では人吉市の青井阿蘇神社など43件の文化財が復旧の対象となりました。

このうち今年6月末時点で復旧が完了したのは、熊本地震関連が山都町の通潤橋など144件93.5パーセント、7月豪雨が33件76.7パーセント、合わせると約9割と報告されました。

審議会の委員からは、「文化財がどのように活用されているか実績をまとめることが重要ではないか」といった意見が出されました。