3年前の7月豪雨の被災者に対し、全国初となる高齢者向けの住宅ローンが導入されます。
7月豪雨で大きな被害が出た球磨村は、治水事業の一環として被災者に安全な土地での住宅再建を促しています。

球磨村は7月26日、渡(わたり)地区で整備を進める「塚ノ丸(つかのまる)団地」に移転を希望する60歳以上の被災者を対象に、「リバースモーゲージ型」の住宅ローンを導入すると発表しました。

このローンでは、『毎月の返済は借入金の利息だけ』となり、『元金は加入者が死亡した際に住宅を売却することで一括返済が可能』となります。

『借地を対象に土地の担保を不要』とする特例措置は、全国初だということです。

ローンを取り扱う住宅金融支援機構は、8月1日からローンの受け付けを始め、今後は人吉市や、全国での導入も検討するとしています。
