熊本市教育委員会が、児童育成クラブで働く嘱託職員への残業代を支払っていなかったことが、分かりました。
児童育成クラブは共働きの親を持つ小学生たちを、熊本市の職員が預かるため、主に放課後に開設しています。
しかし、新型コロナの感染拡大で2020年3月以降学校が休校になり、朝からクラブを開いたことで嘱託職員の残業時間が増加したということです。

熊本市教委は対象となる職員に振替休日を取るように求めましたが、職員側は人手不足を理由に休みが取れませんでした。
残業代の総額は約840万円にのぼっています。
熊本市教委は対象となる40人に謝罪したうえで、2023年3月に残業代を支払いました。

熊本市教委は「内部の引き継ぎが不十分だった。大変申し訳ない」としています。









