八代市の中村博生(なかむら ひろお)市長は、4年前から休館している『八代市厚生会館』について、そのまま「閉館」する方針を明らかにしました。

八代市 中村博生 市長「苦渋の決断ではありますが、厚生会館については閉館することとし、次回の市議会6月定例会に廃止条例を提案する」

築60年のコンサートホール八代市厚生会館は、同じ敷地の施設の建設工事に伴って4年前に休館し、その後の調査で約20億円の改修費用が必要なことが明らかになっていました。
4月27日の会見で中村市長は、閉館の理由として改修費用に加え、老朽化による多額の維持費のほか、舞台装置の使いづらさや駐車場不足などを挙げています。

一方で、代わりとなる施設を、新八代駅周辺で建設を計画している『文化コンベンションセンター』内に整備する方針もあわせて発表しました。