Jリーグの野々村芳和(ののむら よしかず)チェアマンが熊本を訪問、J2「ロアッソ熊本」についてRKKのインタビューに答えました。

昨季のロアッソの躍進

野々村チェアマン:
昨季、J1まで一歩のところまで行ったのは、僕は本当にすごいと思います。奇跡的という表現が正しいかどうかわかりませんが、サッカーはクラブの大きさによって、やはり戦略も決まってくるし、勝つ確率が高いわけですよね。そう考えると、去年の段階でのロアッソがあと一歩でJ1に入るぐらいまでに来たのは、これは本当にすごいことです。

Jリーグ 野々村芳和 チェアマン

特に評価するのは育成面

野々村チェアマン:
織田秀和GMと大木武監督でどんな方針にするというのを多分考えていらっしゃると思いますが、他のクラブから見ても、他の選手から見ても「ロアッソに行くと成長できる」と思えるようなチームにここ数年間でなりつつあると思うので、良い流れにあるんじゃないかなとは思います。こう思われることはその先のクラブの成長に大きく関わってくるので、大切にすべきです。

大木武監督

それを裏付けるように、今季のJ2リーグでJ1を経験していない11クラブに限ると、ロアッソは「ホームグロウン選手数」(※)がトップです。(上村周平・相澤佑哉・宮崎海斗・谷山湧人・道脇豊の5人)

※ホームグロウン選手とは…12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種~第4種のチームに登録された期間の合計日数が990日以上である選手のこと。今季のJ2リーグでは2人以上のホームグロウン選手の登録が必要で、満たない場合は、トップチームの選手登録数が減らされる。