トップアスリートが出場する熊日30キロロードレース。今年は、箱根駅伝から世界の舞台を目指す熊本出身の選手たちが、36歳にしてなお進化し続ける「鉄人」に挑みます。

早稲田大学 井川 龍人 選手「オリンピックや世界陸上で、出て終わるような形じゃなくて、しっかり結果も残せるような選手になりたいと思っている」

期待の地元勢の筆頭は芦北町出身、早稲田大学4年生の井川龍人(いがわ りゅうと)。

小学3年生の時に地元の陸上クラブ=芦北トレジャーで競技を始めた井川は、佐敷中学校から陸上の強豪・九州学院高校へ進むと、1年生の時から全国高校駅伝のメンバーに選ばれ全国でも注目される存在に。

大学駅伝の名門・早稲田では4年連続で箱根駅伝に出場。今年は3区で9人を抜き去る快走を見せエースの役割を果たしました。

箱根駅伝の後、井川は熊本の子ども達と交流する時間を作りました。子ども達にとって彼は身近なヒーローです。

生徒代表「井川選手の応援に小さな頃から行き、私もこんな風に走りたい速くなりたいと思い、小学校・中学校と陸上を頑張っています」

井川選手「熊本、地元で走る大会なので、頑張って恩返ししたいなと思います」

卒業後は実業団の名門である旭化成に入り、マラソンで世界の舞台を目指したいという井川。熊日30キロロードレースはその大事な試金石です。

井川選手「しっかり先頭に食らいついて、どこまで戦えるかというチャレンジをしたいと思っている」