
創業125年の老舗【彦一本舗】
ここの、とあるお菓子の人気が再燃している
とのことですが…
(彦一本舗・植村さん)こちらのたぬきケーキになります。
(リポーター)あー!、懐かしいですね!

昭和40~50年ごろ全国で流行したというこのケーキ。今では見かけることが少なくなったことから、インターネット上では『絶滅危惧種』と呼ばれ、見つけて購入することは『捕獲』と称されています。

そのゲーム性も相まって近年、若者からも再注目されているんです。

(リポーター)そんな珍しいケーキがこのお店で『捕獲』できる、ということなんですね。
(植村さん)はい。50年以上まえから販売しています。SNSで話題になっているといって、名指しで、買いに来られる方もここ1、2年増えています。

「たぬきケーキ」はバタークリームを使った物が一般的ですが、こちらでは生クリームを使用。
(植村さん)最初は作りだした頃は、バタークリームで、作ってたということなんですけれども、生クリームが流行りだした40年くらい前から、先代の社長が変えて今の形になったということです。

バタークリームを使った商品の減少とともに、全国の店頭から姿を消していったという「たぬきケーキ」。
生クリームのたぬきケーキになったことが、生き残ったわけなのかもしれません。
およそ30年ぶりにいただきます。

(リポーター)チョコレートと生クリームが一体化したときの、甘さのハーモニーといいますか、すごくバランスがとれて、とっても美味しい。いいたぬきさんでございますね。

(植村さん)お客様のオーダー次第で、目の作りを変えて、笑ったり、いろんな表情のたぬきもできます。
(リポーター)これからもどんどん盛り上がって、絶滅危惧種じゃなくなるといいですね。
