母親が関東から来た赤ちゃんも
慈恵病院 蓮田健院長「これまでに、帝王切開が10件発生した。孤立出産は非常に危険な行為なので、陣痛が来る前にそうした母子を病院で保護するという意味では、手前みそだが、内密出産は意義深いと思っている」
慈恵病院で内密出産によって生まれた赤ちゃんは、合わせて60人になりました。
内密出産を巡っては、今年3月から東京の賛育会病院も制度を導入しましたが、母親が関東から来て生まれた赤ちゃんも、この1年で6人いるということです。

内密出産は法制化されていないことから、蓮田院長は出自情報の収集や管理など運営面での難しさがあるとして、法制化など国による公的な保障の必要性を指摘しました。
慈恵病院の新生児相談室 蓮田真琴室長は「女性たちは自分の人生ですごく大切な時に一番頼るべき家族に頼れない状況にある。すごく悩んで勇気を振り絞って病院に来ている」と現状を明かしました。









